致知8月号の「先哲の教えに感奮し興起す」
(陽明学研究の第一人者 故岡田武彦先生のお弟子お二人の対談)を読み――
初めて王陽明という人物を意識したのは昨年です。
喜多方で、藤樹学を学ぶという静坐(勉強会)があり、
その勉強会に参加したことがきっかけでした。
中江藤樹は、日本陽明学の祖と言われ、
王陽明の教えを日本に広く伝えようとした江戸時代初期の儒学者でした。
その中江藤樹の代表的な門人に熊沢蕃山と淵岡山という人物がいました。
会津若松の町医師2人が淵岡山の元へ教えを学びに出向き、
会津、喜多方に藤樹学が持ち帰られました。
以来、220年にわたり会津藤樹学(心学)として学統継承者が続きましたが、
1884年にとうとう絶えることになりました。
しかし、その中江藤樹の教えを蘇らせようと、
喜多方の生涯学習課が数年前から勉強会を開催しています。
陽明学と言えば、「良知」「心即理」「知行合一」「事情磨練」など根本となる教えがありますが、
一番シンプルでわかりやすく、かつ、個人的な課題である「知行合一」という教えに惹かれました。
知りて行わざるは、ただ是れ未だ知らざるなり
元は、論語の為政第二「先ず其の言を行い、而して後にこれに従う」ということですが、
学んでも行動が伴わない自分にとって、これほど痛烈な言葉はありませんでした。
何もできていない自分を改めて意識し直し、戒めるためにも、
陽明学を深めていきたいと思います。
そして、慢心することなく、素直な気持ちを忘れず、
知行合一の精神で歩んでいきたいと思います。
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王陽明 知識偏重を拒絶した人生と学問―現代活学講話選集〈7〉 (PHP文庫) 安岡 正篤 |


